3日目・4月30日  松山(松山城、松山空港)−中部国際空港−名古屋(名古屋港イタリア村、栄 他)

 9時前にホテルをチェックアウトして、まずは路面電車で松山市駅前に行ってコインロッカーへ荷物を入れ、
再び路面電車に乗って大街道へ。ここから松山城行きのロープウェイ&リフトの乗降場まで歩き、今回もリフト
で松山城のある山の山頂へ行きました。松山城は3度目ですが、過去2回もリフトで山頂まで行きました。
ところで、現在松山城は改修工事の為に天守閣には行けないそうです。天守閣に登らなくても山頂からの眺め
だけでも充分なので別に良いんですけどね。
リフトで山頂の乗降場に着くと、目の前に数軒の売店が。そこにはいくつかの「ご当地ソフト」があり、ソフトクリ
ーム好きの私としては食べておかなければ!という使命感が働きました。ここで食べたのは「えひめの地酒ソ
フト」(300円)。私は決して日本酒はあまり飲めないのですが、このソフトはお酒が苦手な人でも比較的食べ
やすい味だと思いました。
ソフトクリームを食べ終えてからお城方面へ。(ここから城までは数百メートルの距離があります) 松山城の
敷地内にはクマバチ(私達は子供の頃「クマンバチ」と呼んでいましたが)がいっぱい居て、それが気になって
あまりのんびりと写真を撮ってはいられませんでした。しかしどういう訳か他の観光客はクマバチをそれほど
恐れてないのか、蜂から逃げ惑う光景はほとんど見られませんでした。クマバチといえば私が子供の頃はスズ
メバチと並ぶ大きな蜂として恐れられていたのだが。そこでこの旅行記の作成中にネットでクマバチについて
調べてみると、クマバチはおとなしい蜂で、人に攻撃して来ることはほとんどないそうなのです。他の観光客は
ほとんどの人がその事を知っていたのか?
そんなクマバチがいっぱい居た松山城の敷地内から眼下に見える松山の市街地を撮影。松山の中心市街地
から程近い所、というか松山の街のど真ん中に松山城の建つ山が存在することが、私にとってこの街の最大
の魅力なのです。

 
[左]松山市街地(伊予鉄松山市駅方面)
[右]「いよてつ高島屋」(観覧車のあるビル)と17階建ての松山一の高層ビル「シティタワー松山」(中央)
この写真では分かり辛いですが、「シティタワー松山」のやや右後方に松山坊っちゃんスタジアムが見えます。


改修工事中の松山城天守閣

 リフトで下へ降り、昨日も歩いたが、大街道・銀天街の両アーケード街を通って松山市駅まで歩く事にしまし
た。このアーケード街は両方合わせて全長1kmちょっとの松山のメインストリートとも言える通りです。以前昼間
に歩いた時はもっと大勢の人で賑わっていたのですが、この時はまだ午前中だったせいか、その時と比べて
人が少なかったように感じました。
大街道アーケードのスタート地点は三越とファッションビルのラフォーレ原宿松山に挟まれており、四国最大の
50万都市・松山の中でも買い物客で一番賑わう場所です。大街道アーケードはそこから南に伸びて、突き当
たった所から銀天街アーケードが西へ伸びて、伊予鉄松山市駅のある「いよてつ高島屋」の前まで続きます。
三越の店内を少しだけ散策してから一気にいよてつ高島屋まで歩きました。そして高島屋の店内もザッと散策。
以前来た時はまだ「いよてつ高島屋」ではなく「伊予鉄そごう」だった時代で、屋上の観覧車もありませんでした。
別に1人で観覧車に乗るつもりはありませんでしたが(笑)、乗り場付近がどうなっていて、どれだけの人
が利用しているのか見てみたかったので、観覧車の乗り場のある階まで行ってみました。まだ昼前ということも
あってか、観覧車の利用客はまばらでした。
大街道や銀天街に限っては50万都市の名に恥じないものだと思いますが、陸の玄関口であるJR松山駅前は
あまりにも寂し過ぎます!

 コインロッカーから荷物を出し、伊予鉄松山市駅前発11:36のバスに乗って松山空港へ。松山とももうお別
れなのです。GW真っ只中だし空港も混んでいるんだろうなぁと思っていましたが、意外とガラガラでした。松山
空港の発着便はそう多くはないですからね。この空港は以前”見物”のために一度だけ来たことがありました
が、利用するのは今回が初めてです。
まだお昼を食べてなかったので空港内の店で昼食を取ることに。入った店は昨夜に続きまた寿司屋! 宇和島
風の鯛めしの食べれる店があればそこに入りたかったのですが無いようだったので、その代わりに寿司屋とい
う訳です。ちなみに宇和島風鯛めしとは、鯛の刺身をご飯にのせ、そこにダシをかけるという郷土料理です。
その鯛の刺身の代わりに再び寿司という訳です。

 昼食が済んでからお土産を買ったりして、14:00発の中部空港行きの全日空のプロペラ機に搭乗。プロペラ
機に乗ったのは2回目でした。GW中で行き先は万博会場の空の玄関口でもあるセントレア(中部空港)なのに
、搭乗率は70%程度でした。
窓から見える地形と地図と見比べて「今この辺かな?」と思いながら時間は過ぎ、途中まではおおよその場所は
分かっていたのですが、途中から「あれ?何で名古屋港の上空を飛んでいるんだ!?どういうルートでここまで
来たんだ??」と考えていました。そして私自身初めてであるセントレアに到着。のんびりじっくりと空港を見物
したかったのですが、この後名古屋に行って最近オープンしたいくつかの施設を見に行かなくてはいけないので
、約1時間後の列車の指定席を取り、コインロッカーに荷物を入れて大急ぎで空港見物をしました。
各ショップをザッと見て回ってから展望デッキへ。するとここの展望デッキは無料でした! 最近は展望デッキが
無料の空港が多いみたいですね。松山空港も無料だったし(以前は100円か50円払ったような気がしたが)、
千歳空港はずっと前から無料でしたし、羽田も無料だったような。それにしてもセントレアの展望デッキは広いし
長い!!

  

そんな訳で今回は時間の都合でじっくりと見物出来なかったので、今度来た時はもっとのんびりじっくりと見物し
たいです。

 中部空港から名鉄の快速特急に乗って名古屋へ。この日の宿は名鉄グランドホテル。暗くならないうちにと
部屋に荷物だけ置くとすぐ外出。まずは名鉄に乗って金山へ行き、まだオープンして間も無い「アスナル金山」
へ。アスナル金山とは金山駅の北口に出来た3階建ての吹き抜け複合商業施設です。”名古屋の副都心”と言
われながらも、駅の正面であるはずの北側にはダイエーくらいしか無かった金山の発展に繋がると、私もかなり
期待していた施設です。そんなアスナル金山の感想ですが、私が期待していたほど斬新なものではありません
でしたが、広場では週末にイベントも行われるみたいですし、今後の金山を占う上で楽しみな施設だとは思いま
した。


名古屋港イタリア村

 続いて向かったのは、こちらもオープンしてまだ間も無い「名古
屋港イタリア村」。この施設も恐らく「万博で訪れた県外の観光客
を名古屋に呼ぼう!」と、この時期にオープンさせたのだろう。
イタリア村は混雑時以外は入園無料。(混雑時は「お買い物券」
を購入して入園するそうです) イタリア村は国内初出店となる
イタリアのブランドショップも数多く入った商業&観光施設。
園内は決して広くはありませんが、日本人ばかりという事を除け
ば異国の雰囲気が味わえる場所だと思います。もちろん、ピザや
ジェラートなどの店もあって、本場イタリアの味が楽しめます。

 最後に行ったのは栄。夕食を済ませてからまず向かったのは
こちらも今年になってからオープンした三越別館の専門店街
「ラシック」。このラシックがオープンしたことで、栄にある4つの
デパート(デパートではないがパルコも含めて)全てが複数の建
物からなる巨大百貨店になったと言えると思います。三越が本館

とラシック、丸栄が本館とスカイル、松坂屋が本館と北館と南館、パルコが西館と東館と南館。松山の三越や
いよてつ高島屋も地方都市のデパートとしては大きくて感心してましたが、名古屋のデパートはもっと凄いと思い
ました。
最後に向かった”名古屋のニュースポット”は「サンシャイン栄」。ここはアミューズメント、名古屋麺屋横丁、ファ
ッションフロア、レストランフロアで構成される6階建てのビルで、最大の特徴は観覧車があることです。観覧車
といえば松山のいよてつ高島屋にもありましたが、いよてつ高島屋のようにビルの最上階にあるのではなく、
観覧車の中心の軸の部分がビルの屋上部分にあり、観覧車の下半分は片側がビルに面しているのです。この
時は夜(21時半頃)で名古屋の夜景が見れるとあって、カップルで賑わっていました。もちろん1人で行った私
なんかが乗るわけもなく…。
このビルの2階は「名古屋麺屋横丁」というラーメンのテーマパーク。名古屋麺屋横丁はフロア全体が昭和30
年代をイメージした街並みになっていて、その中に7店のラーメン店が入っています。ラーメンも食べたかったの
ですが、早くホテルへ戻ってテレビを見たかったので、今回は諦めました。

※この旅行記制作後に分かった事なのですが、現在「丸栄」は「スカイル」から撤退した為、丸栄の建物は本館
だけだそうです。


4日目・5月1日  名古屋−塩尻−自宅

 この日はただ名古屋から列車に乗って帰っただけですが、ザッと紹介します。
名古屋発8:18の快速「ナイスホリデー木曽路」塩尻行きに乗車。実はこの列車で名古屋から帰って来ることに
少し憧れていたのです。塩尻まで直通で乗車券だけで乗れ、そこそこ良い座席ですから。そんな”憧れ”だった
ナイスホリデーの旅でしたが、塩尻までの約3時間のうち、起きていたのは1時間弱でした。